010
目の前のことに対しての判断には、自分の価値を通す必要がある
目の前の人に対してのジャッジにも、自分の信念や価値観を通す必要がある
価値や常識や信念がないものには、
何も判断やジャッジは出来ない
もし、何かに対して 対して
思いや 考えが湧いてくるのなら、
そこには 自分がまだ自覚していない
こだわりや信念があるのかもしれない
レッスン10
私の思いには何も意味がありません。
この考えは、この練習をしているときにあなたが自覚している思いのすべて、あるいは、自覚しはじめる思いのすべてに適用します。
この考えがすべての思いに適用可能である理由は、それらはあなたの本当の考えではないからです。私たちはこの区別は前にもしましたし、これからも繰り返しすることになるでしょう。あなたには比較するための根拠が今のところはまだありません。その根拠があなたのものになった時、あなたがかつて自分の考えであると信じていたものは何も意味していなかったということが疑いもなく明確になるでしょう。
この種の考えを使ったのはこれが二度目です。形はほんの少しだけ違います。
今回は、この考えが、“これらの思い”の代わりに、“私の思い”という言葉によって導入されています。そして、あなたの周囲にあるものとは結びつけていません。
今、強調されていることは、あなたが考えていると思っていることの実在性の欠如です。
修正のこの側面は、あなたが自覚している思いには意味がなく、内面というよりも外面にあるものであるという考えから始まり、それから、それらの思いの現在の状態よりも過去の状態を強調しました。
今、私たちは、これらの“思い”の存在はあなたが考えてはいないことを意味するということを強調しています。これは、あなたのマインドは、実は白紙状態であると先に述べたことを、別な言い方で繰り返しているにすぎません。
これを認識することは、あなたがそれを見ていると考えるときに、無を認識することです。
そのようなわけで、これはヴィジョンの前提条件なのです。
この練習には目を閉じて、今日の考えをゆっくりとあなた自身に向かって非常にゆっくりと繰り返すことによって、始めます。それから、次の言葉を付け足します。
この考えは、私が今信じているすべてのことから私を解放するのに役立つでしょう。
この練習は、前の練習と同じように、選ぶことも価値判断することもなく、あなたが入手できる思いのすべてに関してマインドを探求することにあります。いかなる種類の分類も避けるようにしてください。実際のところ、もしそれが役に立つならば、あなたにとってはほとんど何の意味もない、変な組み合わせの行列が目の前を通り過ぎていくのを見ていると想像してみるとよいでしょう。
一つ一つの思いがあなたのマインドを通過するのを見ながら、次の言葉を言ってください。
についてのこの思いには何の意味もありません。
についてのあの思いには何の意味もありません。
今日の考えは、いかなる時であれあなたを悩ませるどのような思いにも役立つことは明らかです。加えて言うならば、5回の練習期間が望ましいでしょう。一つの思いに1分ほどの時間を使ってマインドを探求します。この練習期間を延長することはお勧めできません。また、不快感を体験したならば、30秒ないしはそれ以下に短縮すべきでしょう。
しかしながら、この考えを具体的に適用する前にゆっくりと繰り返すことを忘れないでください。そしてまた、次の言葉も付け加えてください。
この考えは、私が今信じているすべてのことから私を解放するのに役立つでしょう。
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